ひねった言いまわし

【3489】as a peace offering:仲直りのしるしに

アンちゃんのハローイングリッシュ

【フレーズ】as a peace offering

《アズァピースオファゥリン(グ)》

【意味】仲直りのしるしに

 

【ニュアンス解説】
peace offering の直訳は「平和のための提案」ですが、 日常会話では「仲直りをするためにプレゼントを贈ること」 というニュアンスになります。プレゼントを贈る以外に、 食べ物や飲み物を奢ったりすることも含まれます。

【例文】

1. 恋人とケンカ

A. Mia is still mad at me.
<ミアのやつ、まだ僕に腹を立ててるんだよ。>

B. You should send her flowers or something as a peace offering.
<仲直りのしるしに、お花か何か贈ったら。>

A. That's a good idea.
<それはいいアイディアだ。>

2. 仲直り

A. Thanks for admitting that you were wrong.
<自分の非を認めてくれてありがとう。>

B. Let me buy you dinner as a peace offering.
<仲直りのしるしに、ディナーをご馳走させて。>

A. Don't worry about it.
<そんなの気にしなくていいよ。>

仲直りのシーンでよく耳にするフレーズなので、ドラマや映画でそういう シーンが出てきたら、ぜひ注意して聞いてみてくださいね。

 

今日のゲストコラム

World Hot news 〜Finland 

from AYANA

フィンランドでは、冬に10%も土地が増える?

フィンランドという国を紹介するときに必ず聞かれるうたい文句が、「森と湖の国」。フィンランドの国土の大部分が森林か湖沼に覆われているのは紛れもない事実で、森林面積は国土全体の約73%で世界第1位、湖沼面積は国土全体の約10%と、両方を足せばなんと83%にも達します。「じゃあ人は一体どこに住んでいるの?」という疑問はさておき、そんな“湖だらけ”なフィンランドならではの、冬の珍現象をご紹介しましょう。

凍った湖上は、便利なショートカット道

冬の湖の上は、スケーターもスキーヤーも歩行者もいて賑やか

冬のフィンランドは、皆さんがイメージされる通りとっても寒くなります。近年は温暖化の影響もあってか奇妙な暖冬も多く、年配の人は「昔はもっと寒くて雪も多かったのに…」とこぼしますが、昨今でも冬の間はマイナス気温が当たり前で、寒波が来るとマイナス10〜20度台まで冷え込み、地域によってはマイナス40度台まで気温が下がる日も年に数日あります。ですから冬の間は当然あちこちにある湖が、がっちりと凍ってしまうのです。徐々に氷が厚くなり、雪が降り積もると、まさに冬季限定の白い大地の出現です。もちろん凍りはじめの時期はうかつに乗らないほうが良いのですが、氷の厚さが5センチに達したら人が歩いても問題ないと言われていて、市のウェブサイトなどでも「どこの湖は今厚さ何センチ」といった情報が公開されます。そして、だれか勇気ある第一人者が歩いた足跡があれば、「ならば我も!」と、次々に氷上を人が歩き始めるのです。 特に大小さまざまな湖が密集しているエリアでは、冬の間だけ出現するこの真っ平らな白い大地は、格好のショートカット道。普段であれば湖岸を蛇行しないとたどり着かない対岸の目的地へも、まっすぐ突っ切って行くことができるので、大変便利なのです。古くは冬の間、船がこげない代わりにこの凍った湖上を、トナカイや馬にそりを引かせて移動をしていたのだそう。

レジャーやアクティビティにも最適な白い大地

凍った湖上は、通行のためだけの場所ではありません。それは格好のスケートリンクにも、クロスカントリーレーンにもなってくれます。フィンランドでは(都心などを除いて)スケートにお金を払うなんてもってのほか!街のすぐそばに、こんなにのびのび使える天然スケートリンクがあるのですから。北欧の冬は寒いし暗いし、つい家に引きこもりがちなのですが、このように『湖開き』が始まると、にわかに人々の行動力があがり、湖が賑わいはじめます。都市部のそばに横たわる湖の場合は、通行客もアクティビティに勤しむ人の数もそれなりに多く、無秩序のままでは事故が起こりかねないので、「スケーターはこのコースで」、「スキーヤーはここで」、「歩くときはここを…」というふうに、交通整備もなされていきます。大きな湖の真ん中で怪我でもしたら大変なので、標識こそないですが皆さん最低限のルールやマナーを守って氷上ライフを楽しんでいます。

氷に穴を開けておこなうアイスフィッシングも冬の楽しみの一つ

またアイスフィッシングも、冬の凍った湖上ならではの楽しみですね。昔ながらの器具で、レバーを回転させながらガリガリと丸い穴を開け、椅子に腰掛けて釣り糸を垂らし、ただひたすらに獲物がかかるのをぼんやりと待つ。寒いのにいくら待っても収穫がないときはたまったものではないですが、それでも、周りに何もない広大な雪原で無心になれるのは、なかなか贅沢な時間でもあります。そして、オーロラを見るなら夜の湖上がオススメ!街灯がないので、オーロラの光を追いかけるのに最適な、暗くて見通しのよい観測スポットとなるのです。 もちろん、春先は徐々に氷が薄くなるので特に気をつけなければならないし、毎年何件かは氷が割れてしまっての水没事故も実際に報告されています。けれど無茶さえしなければ、冬の凍った湖上ライフは、北国での生活をちょっぴり楽しく快適にしてくれること間違いありません!

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こばやしあやな(ayana)

こばやしあやな(ayana)

2011 年にフィンランドに移住し、国際結婚を経て、2016 年に現地大学院の修士課程を修了。在学中からフリーランスで在住ライター・メディアコーディネーター・翻訳通訳者としての活動を始め大学卒業後には会社を設立して事業を続けている。
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