何気ない一言

【3559】And that's not all.:しかも、それだけじゃないんだ

アンちゃんのハローイングリッシュ

【フレーズ】And that's not all.

《アン(ドゥ)ザッツナッ(トゥ)オー(ル)》

【意味】しかも、それだけじゃないんだ

 

【ニュアンス解説】
That's all. は「以上です」という意味ですが、今回はその応用バージョンです。
「しかも、それだけじゃないんですよ」「さらに続きがあるんです」と発言内容を補足したいときの定番フレーズです。

【例文】

1. 急な人事異動

A. Is it true that Jake's been transferred to London?
<ジェイクがロンドンに異動になったって本当なの?>

B. Yes. And that's not all. He's got engaged.
<本当だよ。しかも、それだけじゃない。あいつ、婚約したんだ。>

A. No way!
<嘘でしょ!>

2. 車のセールスマン

A. You'll receive a $500 gas card when you purchase a car from us.
<当店でお車をご購入いただきますと、$500相当のガソリンギフト券を差し上げています。>

B. That's a good one.
<それはいいな。>

A. And that's not all. You'll also receive an instant $1000 cash-back reward.
<さらに、それだけではありません。$1000のキャッシュバックをすぐにお受け取りいただけます。>

発声練習の際は、that's の部分を意識的に強く発音しましょう。

 

今日のゲストコラム

Johnson の 英語でニッポン案内

from Johnson

Piece of cake
楽勝だ

夏の風物詩といえば花火、盆踊り、蚊取り線香などがありますが、「スイカ割り」もそのひとつですよね。目隠しをしてスイカまでたどり着くのはとてもむずかしいですが、割ることが出来た時の嬉しさといったら!その後にみんなで食べるスイカは格別です。

Piece of cake or a piece of watermelon?
ケーキひと切れかスイカひと切れ?

A: It’s watermelon splitting time! You’re the first to try.
B: This will be a piece of cake. Hope you’re ready for watermelon.
A: Make sure you spin around 10 times.

Everyone: Go left! Now to the right! Back a little! Right there! Swing!
B: Where is it??
A: Right in front of you! …and times up! My turn next!
(Whack!)
B: Wow, you make it look so easy.
A: Don’t worry. It wasn’t a piece of cake for you, but you can still have a piece of watermelon.

A: スイカ割りの時間だ!君が最初にどうぞ。
B: 楽勝だよ。みんな、スイカを食べる準備をして。
A: 10回回ってよ。

みんな: 左! 今度は右! 少し後ろ! そこだ! 振って!
B: あれ、どこ?
A: 目の前だよ! …はい、時間切れ! 次は僕の番!
(ドスン!)
B: ワオ、簡単そうに見えるね。
A: 心配しないで。君には少し難しかったかもしれないけど、スイカを食べられるよ。

ポイント

“It’s piece of cake” という表現は、「〇〇は楽勝だ」という意味です。“Fixing this will be a piece of cake.” は「これを直すのは楽勝だ」という意味になります。この表現の由来ははっきり分かっていませんが、昔競争に勝った際に賞品としてケーキを貰っていたことが関係あると言われています。似たようなお菓子を使った表現で “easy as pie”「とても簡単だ」というフレーズもあります。

Johnson のひとこと!

Japanese watermelon splitting is similar to a Mexican piñata, which is sometimes used by Americans too. In the case of a pinata, it is often a large paper animal that contains candy. A string is attached to pinata and hanged from the ceiling. From here it is similar to Japanese watermelon splitting. Someone is blindfolded and spun around a number of times. They get several changes to swing at the pinata. If they break it open then children can run under it and pick up the candy. It’s amazing how different cultures around the world have similar customs.

日本のスイカ割りはメキシコのピニャータに似ています。アメリカ人も時々ピニャータをします。ピニャータはたいてい大きな紙で作られた動物の形をしています。中にはキャンディが入ってます。天井から糸でピニャータを吊り下げます。ここからがスイカ割りに似ています。目隠しをして、何回もその場で回り、ピニャータに向かって行き、周りにいる人たちはその人を誘導してあげます。ピニャータに当たったらキャンディが落ちて、周りの子供達が走って行って拾います。異なる国の文化にもしばしば似ている事があり、面白いですね。

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Johnson Reid

Johnson Reid

セントラルミズーリ大学卒業。関西外国語大学留学。英会話学校、日本の教育委員会に勤務したのち、日本の英語教育の指導者として活躍。

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