ニュアンスを伝えるフレーズ

【3695】She was just being nice.:彼女はただ親切でそうしていただけだ

アンちゃんのハローイングリッシュ

【フレーズ】She was just being nice.

《シィワズジャス(トゥ)ビーイン(グ)ナイス》

【意味】彼女はただ親切でそうしていただけだ

 

【ニュアンス解説】

今回のポイントは being nice という表現です。
She is nice. であれば「彼女は親切です」なのですが、being nice とすると「一時的に親切にしている」「一時的な親切心からそうしている」というニュアンスになります。
つまり日頃からいつもそうとは限らず、その時だけ親切なフリをしている、という意味ですね。
being + 形容詞のパターンでいくらでも応用できます。

【例文】

1. 好意?

A. You and Katy were flirting with each other at the party.
<あなたとケイティ、パーティーでいいカンジだったわね。>

B. It wasn't like that. She was just being nice.
<そんなんじゃないよ。彼女はただ親切でそうしてくれただけ。>

A. Are you sure about that?
<本当にそうかしら?>

2. ウェイトレス

A. The waitress is almost too friendly, don't you think?
<あのウェイトレス、ちょっとフレンドリー過ぎると思わない?>

B. Yeah. She's being super nice because she wants a big tip.
<あぁ。たくさんチップが欲しいから、超親切なフリをしてるんだよ。>

A. You might be right about that.
<それ当たってるかも。>

being _ のパターンでご自分でも例文を作って練習してみてくださいね。

 

今日のゲストコラム

Happy New Year か A Happy New Year か

from Staff 新年よく見かける年賀状やポスターには、よく "Happy New Year" と書いてありますよね。でも、ずっと "A Happy New Year" だと思っていた方も、いらっしゃるのでは?(そのように学校で習ったのか、勝手に思い込んでいたのかは昔のこと過ぎて覚えていませんが…)"A" があっても無くても、どちらでもよいのでしょうか。

 実は、年賀状などで「あけましておめでとう」といった、挨拶フレーズを書く場合は、冠詞の "a" は不要です。
ですので、"Happy New Year" が正しい表現となります。
ただし、

Wishing you a happy new year!
良いお年をお迎え下さい!

などのように、「新しい1年」という時間の区切り・単位で括る場合は、happy new year の前に冠詞の "a" をつける必要があります。

同じ理由で、

Happy birthday!
お誕生日おめでとう!

には "a" がつきませんが、

Have a great birthday!
素晴らしい一日(誕生日)になりますように!

という場合は、「誕生日の1日」という括りとなるため、冠詞の "a" が入ります。


rush と hurry の違い

from Staff

 rush と hurry を両方とも辞書で調べると「急ぐ」という意味で出てくるかと思いますが、ネイティブはどのように使い分けているかご存じでしょうか?

 rush と hurry はほとんどの場合、お互いに置き換えが可能ですが、実は微妙にニュアンスが違います。
rush は日本語でも「ラッシュアワー」という表現があるので、意味をイメージしやすい単語かもしれませんね。この動詞は、「他のことは何も考えずに、とにかく焦りながら動作を早める」というイメージです。

Don't rush into getting married.
結婚を急がないで。

このように使うことができます。
この場合は、「結婚は早まらないほうがいいよ・慎重にね」といったニュアンスです。

一方、hurry は時間がないので急ぐ、というニュアンスで

We hurried home to finish packing for the trip.
旅行の荷造りを終わらせるために、私たちは急いで家路に着いた。

のように使われます。

わずかな意味の違いですが、覚えておくと便利ですね。

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YOSHIのネイティブフレーズ 運営スタッフ

YOSHIのネイティブフレーズ 運営スタッフ

「楽しみながら英語に触れて、世界を広げよう!」を合言葉に前向きでひたむきな多くの英語学習者たちとともに歩みを進める専属スタッフ。 とことん英語を楽しみながら学ぶという両方が叶う世界を構築するために日々活動中。

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