【フレーズ】Let's stick together.
《レッツスティッ(ク)トゥゲザ》
【意味】一緒にいよう/力を合わせよう
【ニュアンス解説】
stick には「突き刺す」「くっつく」「貼り付く」などという意味があります。
今回の stick together は、人と人が「離れず一緒にいる」「力を合わせる」といったニュアンスです。
物理的・精神的に「相手と近いところにいる」感覚、と覚えておくといいでしょう。
【例文】
1. 友人と出かけた立食パーティー会場にて
A. Do you know anybody here?
<ここに知ってる人はいる?>
B. No, not a single person.
<いや、一人もいやしないよ。>
A. Let's stick together tonight.
<今夜は一緒にいましょう。>
2. 今が踏ん張りどき
A. Why don't we just quit?
<もう、やめちゃおうよ。>
B. We can't. To get through this, we really need to stick together.
<それは出来ないよ。ここを乗り切るには、本気で力を合わせなくちゃ。>
A. I'm not a strong person like you.
<私はあなたみたいに強くないわ。>
日本語のステッカーはこの stick から来ていて、スペルは sticker となります。
World Hot news 〜Finland
from AYANA
極北の地が演出する感動の自然現象
フィンランドには、ヨーロッパ極北の地であるが故に体感出来る、独特な自然現象があります。太陽が放つ温かく眩しい光は、多くの人間にとって当たり前の恵みだと思われるかもしれませんが、フィンランドでは、必ずしも当たり前ではないのです。
国土の4分の1が北極圏内
フィンランドの神秘現象
みなさんは『白夜』の対義語をご存知でしょうか?白夜というのは、夏至前後の北極圏付近あるいは冬至前後の南極付近で起こる、太陽が一日中沈まない現象のこと。その要因となっているのは、地球の公転面の垂線に対して地軸が約23.4度傾いているという事実。つまり、北緯66.6度以北あるいは南緯66.6度以南の地域は、夏頃に24時間太陽に照らされ続ける、ということが起こるのです。
ヨーロッパの極北に位置するフィンランドも、国土の上部約4分の1が、北緯66.6度以上のいわゆる北極圏内に属しています。同じ北極圏内でも、白夜が続く日数というのはエリアによって大きな差があり、当然ながら、より北極に近い高緯度の場所のほうが、何日にも渡って白夜が続きます。例えば、フィンランド最北端の街・ウツヨキでは、例年5月16日から白夜が始まり、その後71日間も太陽が水平線上に昇り続けます。ちなみにフィンランド語では白夜のことを、yötön yö=夜なき夜、という呼び方をします。
いっぽう、本題である白夜の対義語は、日本語で『極夜』と呼ぶそうです。どういう現象のことかは、もう想像がつきますよね。北極圏あるいは南極圏において、冬季にまったく太陽が地平線上に昇らない日が続く現象のことです。先ほど紹介したフィンランド最北端のウツヨキ市では、例年11月24日に年内最後の陽光を拝んだら、次は翌年の1月16日頃まで太陽をお目にかかることができません。まさに地名の通り、ウツになりそうな事実です…。
暗闇の中で暮らす人間と動物
それぞれの安全・健康対策
ただし、「極夜の間はずっと真っ暗なんでしょ」とよく勘違いされるのですが、そういうわけではありません。太陽がたとえ水平線上に顔を出さないにしても、水平線下ぎりぎりのあたりをくすぶっている昼の時間帯には、空もぼんやりと明るくなり、南中時間の前後にはいわゆる朝焼けや夕焼けのような空模様の時間帯を迎えます。それでも、登下校や通勤退勤の時間がまだ真っ暗なのは仕方ないですね。
暗闇の中での交通事故を防ぐため、子どもたちは、工事現場の人が着用しているような反射板のついた蛍光色のベストを着て外を歩きます。また北極圏にはトナカイがたくさん生息しているので、運転者に存在を知らせるために角に発光塗料を塗るといった対策もなされています。そして、人間の体は太陽を浴びないとビタミンD不足に陥り、疲労しやすくなったり情緒不安定になったりと様々な弊害が出てくることから、フィンランド人は冬の間、サプリメントでビタミンDを積極的に摂取して、日々をしのいでいます。
なんだか、極地での冬の生活って大変そうだなあと思われるかもしれませんが、ダイナミックなオーロラが見られたりと、夜闇も決してネガティブなことだけではないんですよ!そして毎年1月中旬に「ついにウツヨキで今年の初日の出が観測されました!」という全国ニュースが流れると、ああ、長い冬も着実に春の方へ向かっているんだなあ、としみじみ感じます。
こばやしあやな(ayana)
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