【フレーズ】 I can't hold a candle to her.
《アイキャン(トゥ)ホウルダキャンドルトゥハァ》
【意味】私なんて彼女の足元にも及ばない
【ニュアンス解説】
can't hold a candle to は「ロウソクを持つことができない」が直訳です。
これはまだ照明がなかった時代、熟練師匠の手元を明るく照らすのが、見習いの"ロウソク持ち"の仕事だったことに由来しています。
技術を学ぶ以前に「ロウソクすらまともに持つことができない者」=「かなりの未熟者」と認識されていたことから、現代では「~の足元にも及ばない/~にはとうてい敵わない」といった意味で使われています。
【例文】
1. 料理の腕前
A. Everything is delicious. You're a great cook.
<どれも美味しいよ。君は料理が上手だね。>
B. Thanks. But your mom is the expert. I can't hold a candle to her.
<ありがとう。でもあなたのお母さんこそ料理の達人じゃない。私なんて足元にも及ばないわ。>
A. She's been cooking for 50 years.
<母は料理歴50年だからね。>
2. 小説の映画化
A. What did you think of the movie? <映画、どう思った?>
B. It was okay, but I think I still like the book more.
<まぁそこそこよかったけど、私はやっぱり本の方が好きだわ。>
A. Me, too. The movie version can't hold a candle to the book.
<僕も。映画版は原作の足元にも及ばないな。>
例文2のように、このフレーズはモノにも使えます。
Johnson の 英語でニッポン案内
from Johnson
今回のフレーズ
Run out of steam (To be completely out of energy)
気力がなくなる
日本一の山「富士山」。 毎年多くの登山客を迎える富士山が世界文化遺産に登録されたのはみなさんご存知だと思いますが、まだ登ったことない!という方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。でも遊び半分で挑戦してはダメですよ〜。
Tough it out
我慢して
A: How much longer till we get to the top?
B: Maybe one or two more hours.
A: It’ll take that long?! I’m already running out of steam...
B: Shall we take a break?
A: If we do that, then it’ll take us even longer.
B: Well then, drink some more water and tough it out.
A: I can see a sign up ahead. That means we’re almost there.
B: Alright! It says…
AB: 6th station!? We still have 1000 meters to go!
A: 頂上に着くまであとどのぐらい?
B: あと1、2時間かな。
A: そんなにかかるの?!もう気力がなくなってきてるよ。
B: 休憩しようか?
A: でも、休憩したらもっと時間がかかるよね。
B: じゃあ、水を飲んで我慢して。
A: 向こうに看板が見える!もうすぐ着くってことだね。
B: よっしゃ!看板には...
AB: まだ6合目!?あと千メートルもあるよ!
ポイント
Run out of steam 気力がなくなる
このフレーズは「蒸気機関」から来ています。蒸気機関は蒸気で動きます。蒸気がなくなったらまったく動きません。
今回の場合、蒸気は自分のエネルギーの事です。とても疲れてエネルギーがない時に、「I ran out of steam.」を気力がなくなったという意味で使えます。
Johnson のひとこと!
Many foreigners come to Japan to climb Mt. Fuji. I climbed it my second year I was here. My friend and I started climbing midday and spent the night in a hut. The next day we woke up early and hiked to the top in the dark. Then we watched the sunrise from the top of the mountain. There were a lot more people that I expected on the trails but it was an amazing experience that I will never forget.
富士山を登るために多くの外国人が来日します。僕は日本に来て二年目に登りました。友達と行き正午から登り始め、その夜は小屋で寝ました。次の日は早く起きて、まだ暗い時間に頂上まで登りました。それから頂上で日の出を見ました。道中は思っていたよりも、人が多かったです。一生忘れられない素敵な思い出となりました。
Johnson Reid
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