【フレーズ】We'll cross that bridge when we get to it.
《ウィルクゥロスザッ(トゥ)ブゥリッジホウェンウィゲットゥイッ(トゥ)》
【意味】それはその時になったら考えよう
【ニュアンス解説】
直訳は「そこに来たら、その橋を渡る」ですね。
ちょっと比喩的な表現なのですが、これは「実際にその問題に出くわしたら、それはその時に対処する」という意味になります。
つまりまだ起こっていない事態について今から心配するのではなく、そうなった時点で対応を考える/行動する、というニュアンスです。
【例文】
1. 行き当たりバッタリの旅行
A. Let's spend the night here.
<ここで一泊しよう。>
B. We don't have a reservation. What if they're all booked up?
<予約してないのよ。満室だったらどうするの?>
A. We'll cross that bridge when we get to it.
<それはその時になったら考えよう。>
2. 引越しへの不安
A. You don't have to move out until the end of March, right?
<3月末までは出ていかなくてもいいんだろう?>
B. That's right. But I might not be able to find anything by then.
<ええ、そうよ。だけどそれまでどこも見つからないかもしれないし。>
A. You'll cross that bridge when you get to it.
<それはその時に考えればいいじゃないか。>
We'll cross the bridge when we come to it. という言い方もあります。
マイケル・リーヴァスの英語のニュアンス教えてチャット
from Michael
タレントのマイケルさんが、英語の微妙なニュアンスの違いについて解説するこのコーナー。しかも、チャット形式で分かりやすくお伝えしますよ!
それでは、さっそく今回の質問に行ってみましょう。
everyone とeverybody
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テレビやラジオで司会者が、「Hello, everyone.」や「Hello, everybody.」と言っているのをよく聞きます。
everyone も everybody も「みんな」という意味だと思うのですが、全く違いはないのでしょうか?
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とてもいい質問ですねぇ。確かに everyone と everybody は両方とも「みんな」という意味なので、どちらを使っても間違いではありません。
ただ、 everybody の方が少しカジュアルな表現ですので、口語の時は everybody、文章の時は everyone と使い分けている人が多いと思います。
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そうだったんですね。じゃあ、日本語で例えたら「みんな」、「みなさん」、「みなさま」とで、相手に与える印象が違うような感じでしょうかね。
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例えば、フォーマルなパーティーで司会を頼まれた場合、 Would everyone please take a seat?( 皆様ご着席ください)の方が、丁寧な言い方ですが、ホームパーティーの場合なら Everybody take a seat!(みんな、座ってくれ!)の方が自然ですよね?
つまり、その時の状況に合わせて使い分ければ良いのです。
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ちなみに、「誰か」を意味する someone と somebody、もしくは anyone とanybody にはどんな違いがありますか?
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someone と somebody、anyone と anybody も同じですね。
body を使うか one を使うかについては、どちらが発音しやすくリズムがあるか…そんな理由で one を使う方もいるんです。
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えっ? そんな理由でですか?
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少し踏み込んだ話をすると、one の1音節に対して、body は2音節になるので、どちらを使うかによって文章の流れやリズムが変わります。
ですから、前後の言葉の組み合わせを考えながらどちらかを選択する事もあるんですよ。
あまり使わない言葉かもしれませんが、「誰かの体」と言いたい時は、 Somebody's body. より Someone's body. の方が聞きやすいのではないでしょうか?
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そうですね。body's body だとスマートな感じがしないかも…。
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歌詞なんかでは、韻や音節を合わせるために one とbody を使い分けたりします。
everyone には、「Everyone. Have fun!」のように sun/run/funを使い、everybodyには、「Everybody. Take it easy!」のように honey/sorry/easy を使うなど、音やリズムによって one とbody を使い分けると聞き取りやすく心地よくなると。
ちなみに、歌詞を書く場合は body の方が韻を合わせやすいのでオススメです(笑)
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音楽をされているマイケルさんならではの解説ですね(笑)とてもわかりやすかったです。ありがとうございました。
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Michael Rivas
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