【フレーズ】Let's run through the entire program.
《レッツゥランスルーディインタイアプゥログゥラム》
【意味】プログラムの通し稽古をしてみよう
【ニュアンス解説】
前回は「ざっと目を通す」という意味の run through をご紹介しましたが、今回の例文では「最初から最後まで、通しで練習する」という意味で使われています。芝居の通し稽古などでよく使う表現です。
【例文】
1. フィギュアスケート
A. You've learned all the choreography now.
<君はこれで全ての振り付けを習ったことになる。>
B. Let's run through the entire program.
<プログラムを通しで練習してみましょう。>
A. Good idea.
<いいアイディアだ。>
2. スピーチ大会
A. I want everybody to be here at 1:30 tomorrow.
<明日はここに1時半に集まるように。>
B. Why do we have to be here so early?
<どうしてそんな早くに?>
A. I want to do a run-through before people start showing up.
<お客さんが来る前に、通しでリハーサルをしたいんだ。>
例文2のように名詞で使われるパターンもあります。
World Hot News ~America
from Mitsu
Tallahasseeにハリケーン直撃!
2016年9月1日(木)TallahasseeにハリケーンHermineが直撃したのは、フロリダ州タラハシ市にとっては「30年ぶり」の出来事でした。タラハシ全土、周辺エリアは強風・大雨の被害で大惨事。この体験について、お話します。
事前準備のひとつ -Sandbags-
ハリケーン【Hermine】の進路が確実にフロリダ首都Tallahassee市に進路を向けた時点で、フロリダ州のスコット知事はじめ、コミュニティーで、注意の呼びかけ・助け合いの動きが始まりました。ハリケーンが上陸するのは夜。当日の朝7時頃、我が家でも、洪水に備えサンドバッグの準備に取りかかりました。バッグと紐は市から無料提供され(一世帯25バッグまで)、各自シャベルを持参。早朝、主人と二人で行くと、中にはシャベルを忘れてきてしまった人、女性一人で来ていて重い砂袋を車に積み込むのに苦労している人などもいました。「順番にシャベルを共有しましょ」と声を掛け合ったり、市のスタッフや周りにいた男性たちがサポートするなど、非常事態の中、みんなで助け合いました。
暗闇の中に響き渡る恐怖の音...
写真の【Whataburger】のような被害は、街中あちこちに数え切れないほど見受けられました。ハリケーンが上陸し、一番酷い被害が出たのは深夜から明朝にかけてでした。強風の恐ろしい音、そしてその強風によって次々に「ギシギシ・・・ドシーン!!」と木が倒れる。もちろん停電なので、真っ暗の中、小さなランプの明かりと、かろうじて聞こえるラジオの情報を頼りに、震えながら夜を明かしました。
安全第一&「安心第一」
私がアメリカで生活するようになって以来、この街でこれほどの大災害は初めてでした。できる限りの準備はしたものの、不安が募り「怖くなかった」とは、とてもとても言えません。 直撃したハリケーンが通り過ぎた翌日から、ブロックごとに住民たちがお互いに声をかけ合い、安否を確認し、助け合っていました。電気が復旧したエリアに住む人たちが「うちへおいで」「洗濯機使えるようになったよ」「シャワーを浴びにおいで」「冷蔵庫・・・」など、何の前触れも約束もない中、次から次へと連鎖するようにサポートし合う日々でした。 みんなで助け合うことの大切さ、「お互いがお互いを!」の気持ちが、どれほど心強いものかと、今になってしみじみと実感しながら生活しています。安全第一、そして「安心第一」ですね!
海外滞在中の緊急事態に備えて
留学・旅行・ビジネスなど、海外滞在中に自然災害の警告が出た際は、仮にそれが可能性の低い場合でも、日本にいるご家族や、現地の友人・日本人コミュニティーなど、できるだけ多くの人たちとコンタクトをとっておくことが大切です。私は17年のアメリカ生活で、初めて目の当たりにした体験の重要度を、少しでも皆さんにお伝えしたいと思いました。 もちろん、今後もこのようなことがない事を願いますが、いつこういう事態に遭遇するかは誰にも予測できません。海外滞在中の緊急時の連絡先や、緊急事態に備えた行動のとり方などを、改めて共感・ご理解いただけたらいいな、と思います。
MITSU
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