何気ない一言

【3605】This saved you the trip.:これであなたがそこへ行く手間が省けた

アンちゃんのハローイングリッシュ

【フレーズ】This saved you the trip.

《ディスセイヴ(ドゥ)ユウザトゥリップ》

【意味】これであなたがそこへ行く手間が省けた

 

【ニュアンス解説】
前回は go to the trouble to 〜 で「わざわざ/あえて〜する」という表現をご紹介しました。
今回は save という単語を使い「〜へ行く手間を省く」「〜する手間を省く」という表現をご紹介します。

【例文】

1. 申請書

A. Mom, I downloaded the application form for you.
<お母さん、申請書ダウンロードしたよ。>

B. Does this mean I don't need to go to city hall?
<それじゃあ私は市役所に行かなくていいってこと?>

A. Yes, this saved you the trip.
<うん。その手間は省けたよ。>

2. ファイルの転送

A. I found the file you were talking about so I've forwarded it to you.
<君の言ってたファイルを見つけたから、転送しといたよ。>

B. Thank you. You saved me the trouble of looking for it.
<ありがとう。おかげで探す手間が省けたわ。>

A. No problem.
<お安い御用だよ。>

例文2のように save the trouble of 〜ing のパターンもあわせて覚えましょう。

今日のゲストコラム

World Hot News ~The Philippines

from Jun

フィリピンの誕生日パーティー

フィリピンはタガイタイからホットな情報をお届けします!今回は、フィリピンの誕生日パーティーついてご紹介致します。今はみんなで集まって、楽しくパーティーというわけにはいきませんが、事態が少しでも早く収束して、またみんなでお祝いのパーティーが出来ることを祈りつつ、フィリピンのパーティー文化をご紹介したいと思います。

1歳の誕生日パーティーは想像以上

 フィリピンは「お祭り好き、パーティー好き」の文化としてよく知られています。クリスマス、ハロウィン、バレンタインデーといった有名な行事以外にも、〇〇記念日(たとえば結婚15カ月記念日など)と称してパーティーをすることが多くあります。その中でも誕生日パーティーは非常に重要で、何歳になっても盛大に祝う習慣があります。レストランなどで食事をしていると、急に店員が大きな声でバースデーソングを歌いだし、見ると隣の席の人がお祝いされているような光景をしょっちゅう見かけます。
その誕生日パーティーの中でも、特に1歳のお祝いは非常に重要視されています。もちろん私たち日本人も、子どものはじめての誕生日はある程度盛大にお祝いする場合が多いかと思われますが、フィリピンでは借金をしてまで大きなパーティーを開く人たちがたくさんいます。(事実、私の会社の従業員たちも子どもの1歳の誕生日の時はローンをするケースが見られます)

結婚式のような会場に圧倒されました。はじめて会場に入った時は驚きでつい笑ってしまいました。

実はフィリピンでは、まだまだ周産期医療の未発達や乳児期の感染症問題などで、乳幼児の死亡率が高い傾向にあります。そのため、1歳の誕生日を迎えるということは「無事にここまで生きてくれて感謝します」という意味合いが含まれているという背景があるわけです。
私は日本人なので、そういった文化にはある意味無頓着なのですが、妻がフィリピン人であるためこの習慣に従うようにしています。下の子の1歳の誕生日ですが、いくら社長の子どもとは言え、日本では従業員がその子どもの誕生日会に参加することは稀だと思います。ですが、こちらではほぼ全員が「誕生日に参加します」ということで、結局80人規模のパーティーになりました。
会場を借りて、あとはケータリングサービスにすべてお任せしていたのですが(飾り付けなども全部してくれます)、当日会場に行ってみて驚きました。自分が想像していた以上の規模になっていたのです。
主催する側の自分自身が最初は圧倒されてしまいましたが(まさか子どもの誕生日会で、参列者の前でスピーチをするはめになるとは思っていませんでした)、最終的にはMCのピエロたちが巧みな会話やマジックショーなどで、参加している他の子どもたちを楽しませてくれ、とても素晴らしい会になりました。子どものクッションまで作ってくれていて、まるで結婚式の引き出物のようでしたが(笑)。

息子のクッション。他人の家の子どものクッションをもらって嬉しいかどうかはわかりませんが…(笑)

私がフィリピンに住んでからもう何年か経ちますが、それでもまだまだ驚くような文化や知らなかった体験をすることが多々あります。そういった文化の違いを感じることができるフィリピンライフは刺激的で楽しいものです。

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Jun

Jun

Face to Face English School 代表、GENSAI Career Consulting Corp 代表、フィリピンで英語の語学学校と人材紹介会社を運営。元心理士・社会福祉士。冗談が大好きな明るい関西人。https://www.f2fenglish.jp/

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