【フレーズ】He was born with a silver spoon in his mouth.
《ヒーワズボーンウィッザシルヴァースプーンインヒズマウス》
【意味】彼は裕福な家の生まれだ
【ニュアンス解説】
このフレーズのキーとなるのは "silver spoon" 「銀のスプーン(銀のさじ)」。
「財産」「富」といった意味があり、裕福を象徴する言葉です。
昔は木のスプーンが一般的で、銀のスプーンを使えるのは裕福な家庭のみだったことが語源となっています。
【例文】
1. 人気俳優の生い立ち
A. Do you know much about this movie star's background?
<この映画俳優の経歴について結構知ってる?>
B. Not really, but judging by his looks, I'd bet that he was born with a silver spoon in his mouth.
<実際のところ、よく知らないわ。でも外見から察するに、いいところの生まれなんじゃないかしら。>
A. Well, you'd be wrong. He was born into a poor farming family. He began acting in street theatre at a young age and was discovered by a famous director when he was just 15 years old!
<それは違うよ。彼は貧しい農家の生まれなんだ。幼少期にストリートパフォーマンスを始めたんだけど、15歳の頃に有名なディレクターに見出されたんだ!>
2. 学費を稼ぐ
A. Donna, are you working later today?
<ドナ、今日もこの後バイトなの?>
B. Yeah, I have to make that money, right? I have bills like my tuition fees, car note, cell phone, ect.
<ええ。私は自分でお金を稼がないといけないじゃない?学費とか、車のローンとか、携帯代とかね。>
A. Tell me about it. I envy those who were born with a silver spoon in their mouth.
<わかるよ。生まれつきボンボンのやつらがうらやましいよ。>
例文(2)最後のAのセリフ "Tell me about it." は「それについて話して」と言っているわけではなく、相手の言っていることに共感して「君の気持ちわかるよ」と同調を示すフレーズです。
自分も似たような経験をしていて、相手の気持ちがわかるシチュエーションで使います。