【フレーズ】It's nice to change it up every now and then.
《イッツナイス(トゥ)チェンジィッダップエヴリナウアン(ドゥ)ゼン》
【意味】たまに変えてみるのもいいよね
【ニュアンス解説】
change it up は「変えてみる」です。いつもの習慣やパターンとは違うことを試してみる、というニュアンスですね。
every now and then は「時々」「たまに」です。何かいつもと違うと気づいた時に相手を褒めたり、気分を変えてみるのもいいよね、と伝えたい時に使います。
【例文】
1. 新しいヘアスタイル
A. I really like your new haircut.
<新しい髪型、すごくいいね。>
B. Thanks. I've had the same style forever.
<ありがとう。私、ずっと同じスタイルだったから。>
A. I liked it, too, but it's nice to change it up every now and then.
<前の髪型もよかったけど、たまに変えてみるのもいいよね。>
2. 行きつけのカフェにて
A. Would you like your usual mocha to go?
<いつものモカをテイクアウトですか?>
B. Actually, I feel like trying something different today. Can I get a small chai latte?
<今日は何か違うのにトライしたい気分だわ。チャイ・ラテのスモールをお願いできますか?>
A. Sure. It's fun to change it up every now and then.
<もちろん。たまに変えてみるのも楽しいですよね。>
いつもとちょっと気分を変えてみたい、そんな時に使ってみましょう。
英語でブレークタイム
from Izumi
Movie
Stand by Me と聞くと、音楽を思い浮かべる方、映画を思い浮かべる方、どちらもいらっしゃると思います。ベン・E・キングの曲、Stand by Me は1961年アメリカで発表され、その後映画 Stand by Me の主題歌となりました。今年は映画が公開されて、34年になります。
映画の主人公ゴーディは、新聞記事で、子供の頃の親友で弁護士になっていたクリスが刺殺されたことを知ります。そしてゴーディが思い出す12歳の夏の出来事を中心に、ストーリーは展開していくのです。ゴーディ、クリス、テディ、バーンの4人は、育ちや性格も全く異なるものの、いつも一緒に遊ぶ仲間でした。ゴーディは、優秀だった兄を事故で亡くしたばかりで、両親にも冷たくされ、心に傷を抱えていました。一方クリスは、アル中の父親や不良の兄の中で育ち、自分の将来にも悲観的。ある日バーンが、行方不明になっている少年の死体が森の奥に放置されている、という情報を聞きつけてきます。死体を見つければ有名になれる!そう思った4人は死体探しの旅に出かけ…。
たった数日間の出来事から炙りだされる少年たちの無邪気さや感じやすい心、何よりも純粋さや友情の美しさは、公開後30以上経っても色褪せることなく私達の心に響きます。特に「兄さんの代わりに僕が死ねば良かった」と言いながら泣くゴーディに、クリスが肩を抱きながら「君はいつかいい作家になる。題材に困ったら、僕達のことを書けばいいさ」と言うシーンなどは印象的です。ストーリー後半で、ゴーディと別れたクリスは、映像の中でフェイドアウトしていきますが、クリスを演じたリバー・フェニックスが23歳で夭折したことで、このシーンはより切なく悲しく心に残ります。ラストシーンでは、作家となった現在のゴーディが映し出され、こうタイプします。
Although I haven't seen him in more than ten years I know I'll miss him forever.
I never had any friends later on like the ones I had when I was twelve. Jesus, does anybody?彼とは10年以上会ってなかったが、僕は永久に彼を忘れないだろう。
12歳の時のような友達を、その後持ったことはない。そんなのありえないさ。
そしてあの曲、Stand by Me が流れるのです。「僕は恐くなんかない。君がそばにいてさえくれたら…」
この曲はもともと黒人霊歌をもとに作られ、ラブソングの意味合いが強いのですが、この映画の中で流れると、少年たちの友情をまさに意味しているように感じられます。そしてベン・E・キングの歌声とともに、単なる恋愛の歌よりも、深く、暖かく、そして切なく胸に染み渡ります。
映画 Stand by Me で、子供時代の純粋さを思い出してみませんか。