ニュアンスを伝えるフレーズ

【3616】I must admit this is my first time trying oxtail.:オックステールを食べるの、実は初めてなんです

アンちゃんのハローイングリッシュ

【フレーズ】I must admit this is my first time trying oxtail.

《アイマス(トゥ)アドミ(トゥ)ディスイズマイファース(トゥ)タイムトゥライン(グ)アクステイル》

【意味】オックステールを食べるの、実は初めてなんです

 

【ニュアンス解説】

今回のポイントは I must admit の部分です。
強調の must が入ると「実は〜であると認めなければなりません」と恥ずかしそうに/バツが悪そうに、告白する感じです。
言い出しにくいこと、あまり素直には認めたくないことを伝えるときに使います。

【例文】

1. ハワイにて

A. What's wrong? Aren't you hungry?
<どうかした?お腹空いてないの?>

B. I am. It's just..er well, I must admit this is my first time trying oxtail.
<空いてるよ。ただ・・えっと、オックステール食べるの、今回が初めてなんだ。>

A. It is? I didn't know that. If you don't want to eat it, you don't have to.
<そうなの?知らなかった。食べたくなかったら、食べなくていいからね。>

2. 久々に会う友人

A. What did you just say?
<今何て言ったの?>

B. I said, why are you staring at me like that?
<なんでそんなにジロジロ見てるんだ?って言ったんだけど。>

A. Um, I must admit you look a lot more attractive now with your mustache.
<えーと、ヒゲを生やしてから、あなたがすごくかっこよく見えるなぁって。>

I admit だけでももちろん伝わりますが、must を入れることで「認めざるを得ない」というニュアンスが加わります。

 

今日のゲストコラム

英語でブレークタイム

from Izumi

Movie

The Nightmare Before Christmas

『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』
原案・原作:ティム・バートン  
配給:ブエナ・ビスタ

今回は『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』というアニメーション・ミュージカル映画のご紹介です。

 ハロウィンは日本でもすっかり定着してきましたね。皆様はハロウィンに何かお祝いをしたり、ハロウィンにちなんだ料理を食べたりしますか?
アメリカの大手映画批評サイト Rotten Tomatoes 発表の「2014 年版クリスマス映画ベスト25」では、この映画は第7位にランクされているということですが、あえて登場人物たちの本業(?) であるハロウィンの時期に合わせてご紹介したいと思います。

 「ハロウィン・タウン」のパンプキンキング、ジャック・スケリントンは、毎年繰り返される「ハロウィン」に少しむなしさを感じていました。密かにジャックに思いを寄せる、つぎはぎ人形のサリーは、そんな彼を陰から見守りながら “Jack, I know how you feel.”( ジャック、あなたの気持ち分かるわ) とつぶやきます。森を歩いていたジャックは、たまたま「クリスマス・タウン」を見つけ、美しく楽しげな雰囲気にすっかり心を奪われ、来年はハロウィンの代わりにクリスマスを行うことを決意。サリーの心配をよそに、準備は着々と進められ…。

 同じことの繰り返しである日常に、ちょっと飽きてしまったり疑問を抱いてしまうこと、誰にでもありますよね。主人公のジャックのチャレンジは無謀ではありますが、応援してあげたくもなります。果たしてジャックの計画は上手くいくのでしょうか、それともタイトル通り Nightmare(悪夢) になってしまうのでしょうか…?
 子供でも楽しめるこの映画の良いところは、英語が分かりやすいということです。ミュージカル仕立てなので、一語一語は正確に聞き取れなくても、歌から英語のリズムを感じて楽しむことができます。セリフの部分は “Where is he?” や “What is this?” といった簡単な英語や、ハロウィンといえばお決まりのフレーズ “Trick or treat!”( お菓子をくれないといたずらするぞ! ) といった表現も出てきますので、初心者の方でも理解できるところが沢山あると思います。
私が個人的に気に入ったのは、フィンケルスタイン博士が自分で作った妻に向かって言った、

Careful, my precious jewel!
(直訳:「気をつけて、私の大切な宝石!」)
「気をつけて、私の大切な人(=妻) !」

というセリフです。
フィンケルスタイン博士はハロウィン・タウンに住む科学者で、あまり好ましい人物ではないのですが、自分の妻を「宝石」にたとえるこの表現から、妻をどれだけ大切に思っているかが伝わってきますよね。

 ハロウィンで人が集まるのはちょっと…という方も、この映画を観ればハロウィンの世界やちょっと早いクリスマス気分をきっと楽しめるはず!映画を観ながらパンプキンスープやパンプキンプリンを楽しめば、さらに気分が高まりそうですね。どうぞ素敵なお家ハロウィンを!

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Izumi
和泉 有香 TOEIC®990 点満点。TOEIC®S/Wテスト400点満点。英検1級。通訳案内士(英語)。2012年度より全日本青少年英語弁論大会審査員。神戸海星女子学院大学、ECC 国際外語専門学校講師、各種スクールで幅広い英語指導のかたわら劇団振付家通訳などを歴任。「TOEIC®テストPart3&4鬼の変速リスニング(共著・アルク刊)」、「はじめての英検準1級総合対策(アスク出版刊)」などの著書がある。

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