【フレーズ】There's not much more I can do.
《ゼアズナッ(トゥ)マッチモアアイキャンドゥ》
【意味】これ以上、出来ることは限られている/もうこれといって打つ手がない
【ニュアンス解説】
自分が出来ることはもうさほどない、高が知れている、と伝える表現です。
打開策が見出せない時や、その状況について半ば諦めモードのときなどに使う表現です。
【例文】
1. 連絡のつかない友人
A. Did you call or text him?
<あいつに電話か*メールはした?>
B. Of course I did. I went to his house, too. Unfortunately, there's not much more I can do.
<もちろんしたわ。家にも行ってみたのよ。残念ながらこれ以上私に出来ることは限られてる。>
A. I hope everything is okay with him.
<やつが無事だといいんだが。>
2. 区役所の相談センターで
A. I should get going.
<そろそろ行きます。>
B. Too bad there's not much more I can do for you.
<これ以上、あなたのお力になれなくて残念です。>
A. You've done much more than I could have ever expected.
<あなたは私の期待以上のことをしてくださいました。>
*メール=厳密にはスマートフォンなどから送る短いメッセージのこと
World Hot news 〜Finland
from AYANA
フィンランドでは松の木が欠かせない?
日本人にとって古くから親しみがあり特別な樹木であるとも言える松。お正月の門松で馴染みがあり、多くの名所や庭園の景勝を引き立てる存在でもある松は、フィンランドにおいても国民の生活と密接に関わる樹木です。皆さんにとって、松とはどのような存在ですか?
フィンランドの代表樹ヨーロッパアカマツ
日本から来るお客さまと一緒にフィンランドの森を歩いていると、多くの方が「フィンランドにも松があるんですか!」と驚かれます。むしろその反応に、当初はこちらが驚かされていたものです。日本の庭園や浜辺の風景、日本画に欠かせない松の木は、なんとなく日本人のあいだで日本固有の木、というイメージが定着してしまっているのでしょうか。
松は、白樺・トウヒと並んでフィンランドの森の3大代表樹のひとつ。針葉樹なので、一年中、たとえどんなに寒い冬場でも緑の鋭い葉を保ち続けています。北極圏では、松の若木を伐りだして家庭用クリスマスツリーにする文化もあるのです。フィンランドで見られるのは、ヨーロッパアカマツという樹種で、幹はあまり太く育ちませんがかなり背が高く、地面からすっと垂直に伸びています。また、地面に近いところの樹皮は灰色なのに対して、樹木の先端部分に近い樹皮はオレンジ色、というツートンカラーなのも特色です。幹の芯が強いので、フィンランドの木造建築の主要建材として、今も昔も重宝されています。
建材だけじゃない!生活を支える松の万能性
実はフィンランドの松林は、日本で希少価値の高い天然松茸の宝庫でもあります!フィンランド松茸のハイシーズンは8〜9月ごろ。もともとフィンランド人にとって松茸の香りとは、あまり芳しく感じられないようで、「他にもっと美味しいキノコがあるから…」とこれまで敬遠されがちでした。ところが近年では、日本人があまりにありがたがり、高値をつけるという事実が「Matsutake」というワードとともに拡散し、見つければ一攫千金!とやみくもに採取する人が増えはじめたため、生粋の松茸ファンの私は、ヤキモキさせられています(笑)
フィンランド人のあいだでは、松からとれる木タールは、家の壁の防腐剤として使われてきた一方で、昔ながらの健康アイテムでもあるのです。シャンプーや石鹸に混ぜて使ったり、食べ物に混ぜて摂取する人もいます。また、松葉のエキスを抽出して作られた、森の香りと味を楽しめるアイスクリームも市販されています。さらに、松ヤニは天然の石鹸としてマット洗いのときに欠かせないなど、今なお松の成分は普通に使われているのです。
こうして挙げていくと、実はフィンランド人にとっての松は、日本人にとってのそれ以上に身近で、シンボリックな樹木と言えるのかもしれません。
こばやしあやな(ayana)
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