【フレーズ】Would you mind company?
《ウジュウマイン(ドゥ)カムパニ》
【意味】ご一緒しても構わないですか?
【ニュアンス解説】
これまで度々登場している company という単語。ここでは「仲間」「同伴者」といった意味です。
「〜を気にしますか?」「〜は迷惑ではないですか?」という意味の Would you mind と一緒に使われているので、全体で「ご一緒しても構わないですか?」となります。
【例文】
1. 職場のカフェテリアで
A. Would you mind company? I hate eating alone.
<ご一緒してもいい?1人で食べるの、苦手なの。>
B. No, I don't mind.
<いや、構わないよ。>
A. Thanks.
<ありがとう。>
2. 宿を探している友人
A. Where are you going to stay?
<どこに泊まる予定なの?>
B. I'm not sure. Would you mind company for the next few days?
<わからない。向こう2、3日、居候させてもらっても構わないかな?>
A. No, I don't mind, but let me double check with my roommate.
<私は構わないけど、念のためルームメイトにも聞いてみるね。>
Would you mind 〜 の疑問文は「気にしますか?」と尋ねているため、Yes→気にする、No→気にしない、と返事をします。
ややこしいですが、間違えないようにしましょう。
World Hot news 〜Finland
from AYANA
フィンランドの選挙は驚きばかり!?
大国での選挙は外国にも及ぼす影響が大きくなってきています。ここフィンランドで繰り広げられる選挙活動は日本のそれとは様々な面で異なります。今回は、そんなお話をお届けいたしますね。
日本とは大いに異なるユニークな選挙活動
フィンランドでは、地方議会レベルの選挙の場合なら筆者のようなフィンランド国籍を持たない移民にも選挙権が与えられますが、国政に関わる選挙や大統領選挙は、18歳以上のフィンランド国籍を持つ国民だけに投票の権利が委ねられています。
フィンランドで目の当たりにする選挙活動は、日本人からするとだいぶ驚きの光景ばかりです。まず、選挙期間内に入ると、日本と同様で街のあちこちにポスターが張り出されます。日本ではおよそ画一的に、正装した闘志みなぎる表情の候補者の顔と名前がレイアウトされているイメージがありますが、フィンランドの選挙ポスターは、服装、立ち姿、背景のデザインなどにおいて、候補者の個性が全面に打ち出されているのです。メディアによっては、ややおふざけでこれらのポスターデザインを品評して記事にするほど。
また、大統領と聞けばさぞ年季の入った貫禄のある人物が名乗りを挙げているのだろう…と想像されるかもしれませんが、各政党から名乗りを上げた今回の候補者8人のうち、3人が女性。中にはまぶしいブロンドへアーを輝かせる30代の女性候補者もいました。
選挙活動においては、もちろん現金を配ることは許されていませんが、演説を行う場所で飲み物や食べ物、風船などの応援グッズを配布することは問題視されません。特に寒い季節に屋外で演説を聞いてもらう時には、熱々のコーヒーを配ったり、グリルソーセージを焼いたり…と、皆さん様々な足止めの秘策を用意します。街なかの空き物件にポップアップの候補者カフェをオープンさせ、そこに立ち寄る人たちにドリンクを配りながら話を聞いてもらう、といった方法もとられます。
逆に、日本のように、選挙カーが回ってきて否応なしに演説が聞こえてくる…ということはありません。演説や交流会は、あくまで公共施設や大学、大通りなどにおいて、予告された時間に行われるのが一般的です。
圧勝のニーニスト氏にもう一つの歓喜!?
大統領選挙では、有権者の判断材料となるためのテレビ番組が連日みっちり放映されます。公共放送のチャンネルでは、夜の特番で1日1人ずつ、あるいは日によっては一斉に候補者が召喚され、『選挙テスト』と名のつく候補者公開尋問が生放送されます。移民政策、NATOへの加盟の是非など、具体的な諸問題に対し、それぞれの候補者が限られた時間内にどのような持論を展開するかを、視聴者が見守るのです。また、フィンランド語に加えてスウェーデン語も公用語であるこの国で、大統領は外交面での仕事を多く担うことになるため、日によっては英語やスウェーデン語での言論大会も行われます。
こうした非常に穏やかで理知的な選挙活動を経て、投票がなされました。大統領選挙の場合、過半数の得票を得る候補者が現れない限りは、後日上位2名での決選投票となるのですが、この時は下馬評通り、前期6年すでに大統領職を務めたサウリ・ニーニスト氏が62%以上の得票率で圧勝し、連投が決定しました。全体的な投票率は69.9%だったそうです。
なお、今年72歳を迎えるニーニスト氏は就任当時、就任式を終えた翌日に、なんと現奥さんとの間に赤ちゃんを授かったのです!国民の祝福ムードが印象的な大統領選挙でした。
こばやしあやな(ayana)
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