こんにちは、YOSHIです。
久しぶりに会う人に使う挨拶に「お久しぶり」というものがありますよね。「久しぶり」に「お」をつけているので丁寧な言葉に感じられますが……。
実はこれ、目上の方に使う場合は失礼にあたります。「お久しぶり」は、一般的に同等あるいは目下の人に向けて使います。ですので、友達同士や後輩に向けて使う場合はOKですが、目上の方に使う場合は「ご無沙汰しております」が正しい言い回しになります。「久しぶり」を丁寧に表現した言葉が「ご無沙汰」だと覚えておきましょう。
こうやって考えると日本語って本当に奥が深いですね。「英語勉強する前に、日本語ちゃんとしろ!」なんて言葉も聞きますが、普段何気なく使っている言葉でも実は間違いだったなんてことが多々あります。
英語も日本語も、正しい使い方を学んでワンランク上のレベルを目指していきたいですね。
さて、この「(ずいぶん)久しぶりに」というフレーズ。
英語でなんて言うのでしょうか……?
答えはこちら。《今日のフレーズ!》
↓
【フレーズ】for the first time in a very long time
《フォアザファース(トゥ)タイミィンナヴェゥリロン(グ)タイム》
【意味】ずいぶん久しぶりに
【ニュアンス解説】
for the first time は「初めて」でしたね。「かなり長い間に」という意味の in a very long time と組み合わせると「ずいぶん久しぶりに」という意味になります。しばらくぶりで何かがあったときに使います。
【例文】
1. 高校時代の友人にバッタリ
A. Guess what?
<ちょっと聞いてよ。>
B. What? You sound excited.
<何?声が興奮してるね。>
A. I saw Freddie for the first time in a very long time.
<ずいぶん久しぶりに、フレディに会ったの。>
2. 運命の相手
A. I think he's the one.
<彼は運命の人だわ。>
B. You just met him six months ago. Are you sure?
<6ヶ月前に出会ったばかりだよ。正気かい?>
A. I am sure. For the first time in a very long time, I'm in love.
<正気よ。ずいぶん久しぶりに、恋をしているわ。>
「ずいぶん長い期間で初めて」つまり「ずいぶん久しぶりに」となります。 first time in two years なら「2年ぶりに」でしたね。
母音の前にある the は、「ジ(ディ)」と発音するもの?
from ネイティブフレーズ運営スタッフ
I'm not the only one.(僕だけじゃな いよ)の発音について。
母音の前にある定冠詞の the は、「ジ(ディ)」と発音するものとされています。ならば "the only one" の部分は、「ジ(ディ)・オンリー・ワン」という発音になるはずです。
しかし、メルマガの音声では「ダ(ザ)・オンリー・ワン」となっています。これは果たして、特殊なケースなのでしょうか?
the(ジ/ザ)の発音のしかたには一応決まりはありますが、実はネイティブはそれほど気にしていません。実際、アメリカ人のネイティブスピーカーでもこの決まりを知らない人が多く、日本人の方から同様の質問をされたときに、はじめて気づくというくらいです。
the の発音の法則は文法上の決まりではなく、英語を外国語として勉強する人のために、あとから作ったもの。母音の前は the を「ジ(ディ)」と発音し、子音の前は「ザ(ダ)」と発音することに間違いはありませんが、そのように発音しないケースも多くあると覚えておきましょう。
また、何か強調したいときに、次の単語にかかわらず、「ジ(ディ)」を使うこともポイント。ネイティブでも、意識的に発音を使い分けるのはこのパターンだけのことが多いようです
YOSHIのネイティブフレーズ 運営スタッフ
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