【フレーズ】A is no more ~ than B is C.
《エーイズノウモアザンビーイズシー》
【意味】Aは、B(がCでないのと)同様、~ではない
【ニュアンス解説】
いわゆる「クジラ構文」と呼ばれるフレーズです。学生時代に参考書で目にしたことがあるのではないでしょうか?
A whale is no more a fish than a horse is (a fish).「馬が魚でないように、クジラも魚ではない」という例文ですね。
「【A】は~でないし、【B】も【C】ではない」というように、すべてを否定しているのがポイントです。
「【A】は〜でない」という事実を説明するために、「【B】も【C】ではない」という周知の事実を引き合いに出して強調しているようなイメージです。
"than B is C" の部分には誰もが知っている「大前提や周知の事実」しか置けません。
例文だと「馬はもちろん魚じゃないでしょ?だからそれと同じで、クジラも魚じゃないんだよ」と言っているわけです。
【例文】
1. 妹の一人旅
A. You're planning to backpack alone through Europe? Don't you think that's a little dangerous?
<一人でヨーロッパにバックパックに行くつもりだって?ちょっと危険だと思わない?>
B. Huh? It's no more dangerous now than when you were in university!
<ハァ?あなたが大学にいた頃と違って今は危なくないわよ!>
A. I don't know about that, but….
<それはわからないけど、でも…>
2. 週末に仕事が入った父親
A. Sorry, there's an issue at work and they need me to come in this Sunday.
<ごめん、仕事でトラブルがあって、今週の日曜は出勤する必要があるんだ。>
B. Oh dear! What can we do, because it's no more an option for Alex to stay home alone than it is for you to take him to work with you.
<なんですって!どうするのよ、だってアレックスにとって、家で一人で過ごすなんて選択肢はないわよ。あなたが彼を職場には連れていけないようにね。>
A. Maybe we can ask your mom to take care of him?
<お義母さんにアレックスを見ててもらえないか頼んでみない?>
便宜上 "A is no more ~ than B is C" というフレーズタイトルにしていますが、例文(2)のようにbe動詞ではなく一般動詞や助動詞が使われた形のものもあります。
また、more のうしろには名詞以外の品詞も置けます。
YOSHIのネイティブフレーズ 運営スタッフ
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