【フレーズ】This one's on me.
《ディスワンズォンミィ》
【意味】ここは僕が払うよ
【ニュアンス解説】
これまで、It's my treat.(私のおごりです)、The drinks are on the house.(飲み物は店のおごりです)といったフレーズをご紹介してきましたが、今回のフレーズは「ここは/今日のところは、私が払いますよ」と伝えたいときの定番表現です。
「ここは私が出すから」とサラッと相手に伝えたい時にピッタリのフレーズです。
【例文】
1. 現金の持ち合わせがなく・・・
A. I can pay with my credit card.
<クレジットカードで払うわよ。>
B. Don't worry about it. This one's on me.
<気にしないで。ここは僕が払うから。>
A. Are you sure? Thanks.
<いいの?ありがとう。>
2. 誕生日を忘れたお詫びに
A. This one's on me.
<ここは私が出すからね。>
B. I can't let you do that. Please, you don't have to...
<君にそんなことさせられないよ。お願い。そんなのしてくれなくていいから・・・>
A. Shh. Just let me, will you?
<シーッ。いいから私に出させて。>
シンプルな単語ばかりを使った表現なので、ぜひ覚えて使ってみてくださいね。
World Hot news 〜Finland
from AYANA
日本とはあべこべのクリスマス&新年の迎え方
一年最後の月のお楽しみと言えば、クリスマス、忘年会、そして年越しですね。サンタクロースの故郷としても知られるフィンランドでも、もちろんこれらの行事は重要ですが、お祝いのスタイルは日本とは違うところがいっぱい。今回はフィンランド流の年末年始の過ごし方をご紹介します。
忘年会は、早ければ11月末に
フィンランドでも、年の瀬が近づくと会社の同僚や大学の仲間などと「一年お疲れ様でした」と、忘年会のようなパーティを催します。ただし、こちらでは年を忘れる会…というような呼び方はせず、ピックヨウル(=小さなクリスマス)と言います。つまり、クリスマス本番の前に前祝いのような形でパーティを開こう、という趣向ですね。
形式は自由で、レストランを貸し切った食事会やアットホームなホームパーティ、飲み食いしながらみんなで貸し切りサウナに入るサウナパーティ…なんてスタイルもあります。年に一度だから…とかなりの予算をかけて大掛かりにやる団体も多く、まずはクルーズやスポーツ大会に始まり、出し物も準備して、最後はバーやクラブへ、と深夜まで何次会にも渡ってパーティが続くのも珍しくありません。ちなみに、年の瀬が近づくと皆忙しくなるので、早い団体だと11月後半にはこのピックヨウルを済ませてしまいます。
クリスマスは家族と一緒に、慎ましく
日本では恋人とロマンチックに、あるいは友人と賑やかに過ごすことの多いクリスマス・イブですが、フィンランド人は、帰省して家族や親戚と過ごすのが一般的。どんな職種の人でもちゃんと家族と過ごす時間を持てるように…という配慮から、期間中はあらゆるお店が閉店しますし、なんと電車やバスも運休してしまいます!
クリスマスディナーは、もともと貧しい国だったので、この日くらいは少しでも贅沢をしよう、と伝統的に「ちょっといいおかず」をテーブルにずらりと並べて、家族で少しずつ取り分けて食べます。でも、結局1日では食べきれず、その後何日にもわたって同じ料理を食べ続けねばならず、だんだん飽きてくる…という構図が、日本のおせち料理文化によく似ています。
年末年始は、友人たちと賑やかに
一方、大晦日から元旦にかけては、家族と粛々と過ごすようなことはせず、若者は特に友達と外出してカウントダウンまでの時間を楽しみます。フィンランドでは、法律で一般人が許可なく花火を打ち上げることは禁止されているのですが、大晦日の夕方から翌日の深夜に限っては、例外的に花火の打ち上げが許されています。花火が法律で制限されると聞いても日本人にはピンと来ないかもしれませんが、フィンランドで一般人が購入可能な打ち上げ花火は、日本では考えられないくらい立派で本格的なものなのです。
31日の夜6時を過ぎると、この時を待ってましたとばかりに、街のあちらこちらから「ドゴーン!ドゴーン‼」と強烈な爆発音が聞こえては、絶え間なく夜空に大輪の花が咲き続けます。中には酔っ払いが不用意に花火で遊んでいたりもするので怖いのですが…。カウントダウンは街の広場などで華やかに行なわれ、新年到来の瞬間にはどの街でも花火大会が始まります。ただ、この季節のフィンランドはとにかく寒いので、そう長々と外で過ごすこともできず、花火大会は10分もせずに終わってしまいます。
元日はこれといったしきたりや行事もなく、飲んだり食べたりして過ごし、2日からは普通に出勤、というのがフィンランドの社会人の通例です。
こばやしあやな(ayana)
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