こんにちは、YOSHIです。
突然ですが、次のAとBはどっちが嬉しいですか?
-
- 10年後に10万円もらえる
- 今すぐ1万円がもらえる
この答え。世の中の大半の人は10年後にもらえる10万円よりも、今すぐもらえる1万円を喜んで受け取ってしまうのではないでしょうか。
実は、この考え方、結構危険です。なぜなら、目先の利益を優先して、のちに大きな損をしてしまう可能性が高いからです。
たとえば「年収が下がるから転職できない」という考え方も同じです。一時的に年収が下がったとしても、長期的にみたら年収がアップする可能性があるのに、なかなか勇気を持って行動を起こせないんですよね。
英語学習も同じことが言えます。
目先のことばかり時間をとられていると5年後、10年後、英語が話せなくてとても不便な思いをする可能性があります。そんなかなり先のことはまだ考えていないという人も、長期的な視野で物事を見られるようになるといいですよね。
さて、この「そんなかなり先のことはまだ考えていない」というフレーズ。
英語でなんて言うのでしょうか……?
答えはこちら。《今日のフレーズ!》
↓
【フレーズ】I haven't thought that far ahead yet.
《アイハヴン(トゥ)ソー(トゥ)ザッファーアヘッ(ドゥ)イェッ(トゥ)》
【意味】そんなかなり先のことはまだ考えていない
【ニュアンス解説】
今日のポイントは that far aheadという部分です。ahead は「前方へ」という意味ですが、未来を意味する「これから先へ」というニュアンスも含みます。
that は「そんなに」 far は「かなり」「はるかに」という強調なので全体で「そんなかなり先の」となります。「まだ〜していない」なので現在完了形が使われています。
【例文】
1. 大学進学
A. Have you picked the colleges you want to apply to?
<出願したい大学は選んだのかい?>
B. No. I haven't thought that far ahead yet.
<いいえ。そんなかなり先のことはまだ考えていないわ。>
A. "That far ahead" is two years from now. That's not very far.
<“そんなかなり先”って言っても、今から2年後だ。そこまで先の話じゃない。>
2. 交際相手の親からの無神経な質問
A. How many kids do you want to have in the future?
<君は将来子供は何人ほしいのかね?>
B. I haven't thought that far ahead yet.
<そんなずっと先のことはまだ考えていません。>
A. I see.
<そうか。>
このような強調の that は、口語で非常によく使われます。
Would you mind~ と問われたときの注意すべき話
from Staff
Would you mind going with me? と聞かれたとき、「いいですよ」と承諾するのに、どうして「No.」と答えるのか。感覚的にわかりにくいですよね。
mind には、「気にする」「迷惑に思う」などの意味があるので、No.と答えることで「気にしない」「迷惑に思わない」という反対の答えになるわけです。
例文の和訳は以下です。
A: Would you mind going with me?
私と一緒に行くことを迷惑に思いませんか?
B: No, not at all.
いいえ、全然思いません。
A: Would you mind if sit here?
私がここに座っても迷惑じゃないでしょうか?
(ここに座ってもいいでしょうか?)
B: No, not at all.
いいえ、迷惑じゃないですよ。
(迷惑じゃない ので、どうぞお座りください)
※座ってOKの場合
Not at all. もちろんです。
No, go ahead. はい、どうぞ。※座ってほしくない場合
Actually, this seat is taken. Sorry.
実はこの席はとってあるのです。ごめんなさい。
Yes. と答えると「mindする」という意味で、「座ってほしくない」という意思表示になります。
かなりキツイ印象になってしまうので、次のような言い方にすることで失礼になりません。
下品なスラングとの付き合い方
Fuck'n. や Shit. といったスラングとの付き合い方です。
Fuck'n. や Shit. などのスラングは、直訳すると、「クソ野郎」「クズ」「クソ」などの意味。
言われて気分がよい言葉ではけっしてありませんし、男性女性にかぎらず、使わないほうがよいと思います。そのようなスラングを使うと、印象が悪くなったり、イメージダウンにつながったりしてしまいます。
ただし、気心の知れた友達同士なら、ときどき使うこともあります。付き合いが長く、おたがいをよく知っている間柄なら多少はよいかもしれません。しかし、やたらとそういった言葉を連発しているのを聞くのは、不快な印象です。
ネイティブでも、あまりに連発して使うと、「教養がない人だ」と思われてしまいます。教育上よくないので、子どもの前では使いません。仕事の場や公の場では、もちろん使わないのがマナー。
ネイティブ同士の会話を理解するために、知識として知っておく程度にとどめておくことをおすすめします。
YOSHIのネイティブフレーズ 運営スタッフ
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