車のショーウィンドーを見つめる男性

意思を伝える時のフレーズ

【3220】車を買おうと心に決めている

アンちゃんのハローイングリッシュ

こんにちは、YOSHIです。

 2013年4月、春の暖かさを感じるある日のこと。私の人生でもベスト3に入るくらいの不思議なご縁がありました。

 それは、日本で唯一の「デロリアン・ディーラー」の方との出会いです。
 『デロリアン』とは映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に登場する車型タイムマシンの通称のこと。もう私のメルマガを長年購読されている方であれば周知の事実だと思いますが、私は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の大大大大大ファンです(笑)。

 そんな大ファンの私ですが……映画に出てくる夢の車・デロリアンを販売している方に出会えるなんて、夢にも思っていませんでした。でも、こういう時って本当に物事がポンポンと進むものですね。車すら所有していなかった私がデロリアンを購入することになるなんて、誰が想像したでしょうか(苦笑)。そうです、ディーラーさんと出会って数週間後。私はデロリアンの購入を決意し、ついに七年越しの夢を実現したのでした。

 結局、購入を決めてから納車されるまでに丸1年かかったのですが(苦笑)。

 強く願ったことは、実現するものだなぁと感じます。もし車を買おうと心に決めている人は、今日の話が参考になれば嬉しいです(笑)。

さて、この「車を買おうと心に決めている」というフレーズ。英語でなんて言うのでしょうか……?

答えはこちら。《今日のフレーズ!》

  ↓


【フレーズ】I have my heart set on buying a car.

《アイハヴマイハー(トゥ)セットォンバイイナカー》

【意味】車を買おうと心に決めている

 

【ニュアンス解説】
 今日のポイントは have my heart set on ~ing の部分です。
 これは「~しようと心に決めている」とか「ぜひ~したいと思っている」という意味で、そのことに大きな期待を寄せているニュアンスを含みます。自分の気持ちはそう固まっている、と相手に伝えたい時によく使います。

【例文】
1. 目標額達成

A. I've saved up $20,000.
<2万ドル貯めたわ。>

B. How about going on a trip?
<旅行にでも行かないかい?>

A. I don't think so. I have my heart set on buying a car.
<それはないわね。車を買うって心に決めてるの。>

2. 就職

A. I hope I'll find a job soon.
<もうすぐ仕事が見つかるといいんだけどね。>

B. You should start looking in other fields.
<他業界でも探してみるべきだよ。>

A. That's impossible. I have my heart set on a career in the medical field.
<それは無理。私は医療分野でキャリアを築こうって決めてるんだから。>

例文2のように、set on の後には動詞の ing 形だけでなく、名詞を続けてもOKです。

今日のゲストコラム

日本語の「それ」は「it」と「that」でどうちがう?

from Staff

 日本語の「それ」という意味を伝えたい場合、よくit とthat で使い方を迷う人が多いようです。ここではまず、it とthat の基本的な違いを紹介しましょう。

it: 前出のものを受ける代名詞
that: 指示代名詞

 実際の会話の中でどのように使われるか、例文を見ながら詳しく見てみましょう。

■ it

    1. おもに、その場にいる人たちが話題にしていることを表すときに使う。
    2. すでにその件について、会話のやりとりがあったり、事前に情報を得たりした場合に使う。

【例1】

A: I'm going to Las Vegas for the weekend.
週末にラスベガスに行くんだ。

B: Good for you. It's a fun place.
いいわね。おもしろいところよ。

 この会話では、Las Vegas という地名がすでに出てきているので、it に置き換えています。なお、英語は繰り返し同じ表現を使うことを嫌います。一度出てきた名詞を繰り返さず、代名詞(ここではit)を使います。

【例2】

A : Have you tried this new soda?
新しいソーダ、飲んだ?

B : Yes! I love it!
うん!おいしかった!

 この会話では、it が new soda を示しています。

■ that

    1. 話し手がそれについて知らなかったことに対して使う。
    2. 「指示代名詞」という名のとおり、「何かを指し示す」ものとして使う。

【例1】

A: Youtube is one of the most popular sites among kids.
Youtube は子どもにもっとも人気のあるサイトのひとつなんだ。

B: Really? I didn't know that.
本当?知らなかった。

 この場合、「Youtube が子どもにとって、もっとも人気のあるサイトのひとつである」という情報を知らなかったので、that を使っています。ここで、I didn't know it. とすると不自然です。

【例2】

A: When did you buy that?
 (机の上の花瓶を指さして)それいつ買ったの?

 it とは異なり、that の場合は、前に文脈がなくてもいきなり使えます。
 it とthat の違いは、頭でわかっていてもパッと言葉にするのが難しいもの。日ごろからドラマや映画などを見て感覚をつかむとよいでしょう。

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YOSHIのネイティブフレーズ 運営スタッフ

YOSHIのネイティブフレーズ 運営スタッフ

「楽しみながら英語に触れて、世界を広げよう!」を合言葉に前向きでひたむきな多くの英語学習者たちとともに歩みを進める専属スタッフ。 とことん英語を楽しみながら学ぶという両方が叶う世界を構築するために日々活動中。

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