決まり文句

【3209】知られたくない過去の秘密

アンちゃんのハローイングリッシュ

 こんにちは、YOSHIです。

 私がオーストラリアに住み始めた当初は正直、失敗ばかりで全然英語ができるようになりませんでした。渡航前に、それなりに英語の勉強はしていたつもりです。

    • TOEIC関連の音声CDを毎日1時間聞きまくる
    • 専用ヘッドフォンから左右違って聞こえてくる音声を聞きまくる
    • 日常英会話3000のような書店にあるフレーズ集を勉強する
    • 英会話スクールに参加して会話のトレーニングをする

 ただ、このようなことをしても私には全く効果がありませんでした。なぜなら、これは「典型的な間違った英語学習法」だからです。

 自分では結構な努力をしたつもりです。しかし、現地に着いてホームステイ先に行っても何を話しているのか全くわからない。語学学校に行っても、周りが何を言っているのかさっぱり理解できない。街で買い物しても、通じない。マクドナルドですら注文できない。「言えない・通じない・聞き取れない」というパーフェクトにダメな状態でした。

 本当に、この事実は「知られたくない過去の秘密」です(苦笑)。ですが、「ネイティブが使うフレーズを『音』から学ぶ。」という非常にシンプルな方法をやり始めると、メキメキ上達していきました。間違った学習法を改め正しい学習法に切り替えれば、ある程度の英語は身につきます。

ですので、まずは私がお伝えしているフレーズを「音」から学んでみてくださいね。

 というわけで、この「「知られたくない過去の秘密」」というフレーズ。
英語でなんて言うのでしょうか……?

答えはこちら。《今日のフレーズ!》
  ↓


【フレーズ】skeletons in the closet

《スケレトンズインザクローゼッ(トゥ》
【意味】知られたくない過去の秘密

【ニュアンス解説】
 直訳は「クローゼットの中の骸骨」です。
 これはもちろん比喩的な表現ですが、意味は「知られたくない過去の秘密」です。明るみに出たらまずいような、人には知られたくないような過去の隠し事を指します。複数形で使うことが多いです。

【例文】

1. 隠し事はナシ

A. Tell me everything about you.
<君のこと、全部話して。>

B. I did already.
<もう話したわよ。>

A. You must have a few skeletons in the closet.
<知られたくない過去の秘密が2つ、3つあるでしょう。>

2. 政治家の汚職

A. This is by far the biggest scandal this year.
<これは今年1番の大スキャンダルだな。>

B. I knew he had many skeletons in his closet.
<あの人、過去にやましいことをたくさんしてると思ってた。>

A. Yeah. Tell me about it.
<あぁ。本当にその通りだよ。>

イギリス英語では skeletons in the cupboard(食器棚)と言います。

今日のゲストコラム

暮らしのなかのENGLISH

from Asari

食べもの(その1)

 第3のテーマは「食」についてです。「食」の話題は、日常英会話でも本当によく耳にします。実際、留学してホストファミリーと話すときも、海外で外国人の友達と話すときも、盛り上がるネタは「食べもの」をキーワードとすることが多いようです。身近なテーマであるだけに、「食」の表現に強くなれば、はじめて出会った外国人との会話でも盛り上がることができます。

 それでは、さっそく「食」に関するいろいろな英語を見ていきましょう。

味覚の表現

 まずは、「甘い」「しょっぱい」といった、味覚に関する英語表現です。

salty しょっぱい
sweet  (一般的な)甘い
sugary  (砂糖の)甘い
spicy (スパイス系の)辛い
hot  (口の中が燃えるような)辛い
sour  (一般的な)すっぱい
acidic  (グレープフルーツの)すっぱい
plain / light さっぱりした、軽めの
rich / heavy しっかりした味つけの、濃厚な
bitter 苦い
fresh 新鮮な
juicy みずみずしい

いろいろな味の表現を覚えておけば、一緒にだれかと食事をしたときの会話で役立ちます。

 次は、くわしく説明するための単語です。

食感の表現

 味覚とあわせて、「サクッとした」「ふわふわの」など、食感を表す英語も見ていきましょう。

tough (肉が)かたい  焼き過ぎてしまった肉など、かたい肉に使います。
tender (肉が)やわらかい tough の反対語。
soft やわらかい  肉以外の食べものに使います。
chewy もちもちした、かみごたえのある  
fluffy ふわふわした、ふかふかした ふわふわした綿菓子や、パンケーキなどの食べものに使います。
crispy パリパリの、カリカリの、サクサクの サクサクのクッキーや揚げもの、パリパリしたポテトチップスなどに使います。
crunchy バリバリの *バリバリ、ボリボリとかむと音がする食べものに使います。ピーナッツ類やせんべいなどのかたいものに使えます。
sticky ベトベトした、ねばねばした 日本の食べものだと、納豆やオクラなどのねばねばした食べものに使います。
fizzy シュワシュワの 炭酸飲料やビールなどのシュワシュワ感を表現するときに使います。

食べものの説明をするときに、こういった食感の英語を使いこなせるようになると、表現の幅がグンッと広がりますね!

次回は食べ始めてからの表現にフォーカスします。

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Asari

Asari

ジャパンカナダビジネスジャーナル記者を経た後に翻訳家、英語講師、通訳などマルチに活躍中。英語検定1級。TOEIC965点。著者に『ピンとくるイメージで覚えてしまう日常英語(講談社発行)』がある。

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