【フレーズ】burn any bridges
《バーンエニブリッジス》
【意味】縁を切る/取返しのつかないことをする
【ニュアンス解説】
直訳は「橋を燃やす」となりますが、橋が燃えてしまったら、もう後戻りはできないですよね。
このフレーズには「(意図的に)後戻りできない状況を作る・取り返しのつかないことをする」といった意味があります。
そこから発展して「今までの関係を壊す(=縁を切る)」といった意味にもなります。
"any" の部分には "your" などの代名詞が入ることも多いです。
【例文】
1. 仕事を辞める
A. Hey, I heard you're planning to quit your job.
<ちょっと、仕事辞めるって聞いたけど。>
B. Yeah, the work environment in my dept. is terrible and I just can't stand it anymore.
<そうなんだ、僕の部署の職場環境が悪くて、もう耐えられないんだよ。>
A. Fair enough. But be careful not to burn any bridges on your way out.
<それはそうね。けど、円満に退職しないとダメよ。>
2. SNSを削除
A. I've decided to delete all my social media accounts. It's just become too toxic.
<SNSのアカウントを全部消すことに決めたわ。SNSは中毒になるから。>
B. I totally understand, just don't flame anyone before you delete everything.
<よくわかるよ、でもアカウントを消すからって、誰かを批判したりしちゃだめだよ。>
A. I'll let my true friends know ahead of time so I don't burn any bridges.
<本当の友達には事前にSNSをやめることを伝えるつもりよ。だから縁を切るようなことはしないわ。>
例文(1)に出てくる「リファレンス」について補足します。
外資系企業では一般的に、転職の際にリファレンスチェックもしくはバックチェックと呼ばれるような選考プロセスがあります。
その候補者と以前働いていた上司や同僚に「どんな働きぶりだったか」「何か問題点がある人物ではないか」などをチェックしたうえで、問題がなければ採用に至ります。