ひねった言いまわし

【3379】 You sound like a broken record. :君は繰り返し何度も同じことを言う

アンちゃんのハローイングリッシュ

【フレーズ】You sound like a broken record.

《ユウサウン(ドゥ)ライカブゥロウクンゥレコー(ドゥ)》

【意味】君は繰り返し何度も同じことを言う

 

【ニュアンス解説】
今日のフレーズは、a broken record (傷ついたレコード)は針が先に進まず、同じ部分をループしてしまう現象を例えたもので、人やモノが「何度も繰り返し同じことを言う」という意味のフレーズになっています。

 

【例文】

1. 遅刻の言い訳

A. This is the third time you're late for school this week.
<今週、学校への遅刻はこれで3度目ですよ。>

B. My alarm didn't work. Also, the bus was behind schedule.
<アラームが鳴らなかったんです。それにバスも遅れて。>

A. You sound like a broken record. Please try to get to school on time.
<繰り返し何度も同じことばかり言って。遅刻せずに登校するように。>

2. ビデオゲーム

A. You can't play video games until you finish your homework.
<宿題が終わるまでゲームはダメよ。>

B. Why not? Can I please just play for 30 minutes?
<なんで?30分だけやってもいい?お願い。>

A. You must do your homework first. I feel like a broken record having to tell you this everyday.
<まず宿題をやってから。毎日同じことばかり言わせて。>

ドラマなどでも、しつけの場面でよく耳にするフレーズです。

 

今日のゲストコラム

anyone と someone

from Staff

アメリカのドラマで、主人公の女の子が友達と恋愛の話をしているシーンから。

Have you been seeing someone?
付き合っている人はいるの?

この場合、someone =誰か、だとはして、疑問文の場合は本来anyone となるべきか?

Have you been seeing のあとは anyone と someone、どちらも使われることがあります。
(または、anybody やsomebody でもOK です。)
 ですが、any とsome で多少ニュアンスに違いがあります。

Have you been seeing anyone?
誰か付き合っている人はいるの?

と聞いた場合。
これは相手の返事が Yes か No どちらかわからず、「"誰か"付き合っている人はいるの?」とランダムに聞いているニュアンスです。 
一方で

Have you been seeing someone?
付き合っている人はいるの?

と、someone を使った場合は、ある程度返事に予測がついていて、「付き合っている人がいるんでしょう?」といったニュアンスとなります。 

すなわち、疑問文で any ではなく some を使って尋ねる場合、話し手は相手から Yes という返事が来ることをある程度予測していることとなりますね。

 


そうはいっても、の表現

from Staff

Having said that, で「そうは言っても」「とは言うものの」という言い回し。
これはどうしてこんな意味になるのですか?

Having said that, は分詞構文で、「接続詞+主語+動詞~」の役割を果たしています。
また、 that は前に述べた内容を指します。Although I have said that, に置き換えて考えるとわかりやすいでしょう。

Having said that, I still think this is a well-balanced team.
(= Although I have said that, I still think this is a well-balanced team.)
そうは言っても、このチームはかなりバランスの取れたチームだと思う。

このように、「接続詞+主語+動詞」が、分詞構文では「動詞のing 形」になります。この例文では Although I have said がHaving said になっています。

 上の例文では、「~だけれども」(譲歩)の意味合いで使われていますが、分詞構文は他にも、

Having no time, I couldn't visit my aunt.
(= Because I had no time, I couldn't visit my aunt.)
時間がなかったので、叔母を訪ねることができなかった。

このように、理由を表すものや、その他にも時間、条件等を表すものなどがあります。

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YOSHIのネイティブフレーズ 運営スタッフ

YOSHIのネイティブフレーズ 運営スタッフ

「楽しみながら英語に触れて、世界を広げよう!」を合言葉に前向きでひたむきな多くの英語学習者たちとともに歩みを進める専属スタッフ。 とことん英語を楽しみながら学ぶという両方が叶う世界を構築するために日々活動中。

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