【フレーズ】We're friends, aren't we?
《ウィアフゥレンズアーン(トゥ)ウィ》
【意味】友達でしょ?
【ニュアンス解説】
「〜だよね?」と尋ねる、いわゆる付加疑問文と呼ばれるパターンです。
ニュアンスとしては「友達だよね?(違うの?)」と相手に同意を求めたり、念を押したりする感じですね。
【例文】
1. 秘密
A. Please don't say anything to Jake.
<お願いだから、ジェイクには何も言わないで。>
B. I'm not sure if I can keep this from him.
<あいつに隠していられるか自信がないよ。>
A. I don't want him to know. We're friends, aren't we? Please don't tell him.
<彼には知られなくないのよ。友達でしょ?お願い、彼には言わないで。>
2. 金の切れ目は……?
A. When are you going to pay me back the money I lent you?
<貸したお金はいつ返してくれるの?>
B. I can't answer that right now. Come on. We're friends, aren't we?
<今その質問には答えられない。まったく。俺たち友達だろ?>
A. I want my 300 bucks back by the end of this week.
<300ドル、今週末までに返してよね。>
過去には、似た意味の
What are friends for? というフレーズもご紹介しました。
英語でブレークタイム
from IZUMI
My Senator and Me: A Dog's Eye View of Washington, D.C.
Edward M. Kennedy, David Small 著
Scholastic Press
Book
今回は、アメリカの議員の仕事が、1匹の犬の目線から綴られている絵本をご紹介いたします。
" If you want a friend in Washington, get a dog. "
ワシントンで友達が欲しければ、犬を飼いなさい。
これはアメリカのトゥルーマン元大統領の言葉です。一人の議員が、この言葉を実行することにします。
議員の名はエドワード・ケネディ、あのジョン・F・ケネディ元大統領の末弟です。そして、ケネディ議員に飼われることになったのが、ポルトガル・ウォータードッグのスプラッシュでした。この絵本はスプラッシュが語る形でストーリーが展開していきます。
スプラッシュはケネディ議員に可愛がられ、国会議事堂に入り、彼のオフィスや会議室にまで出入りします。8時45分にオフィスに着いて、ミーティングが始まり、10時には国会議事堂で記者会見、ランチにオフィスへ戻り14時からまた会議…。慌ただしい議員の日常ですが、スプラッシュはどんなことが行われているかなど、もちろん興味はありません。
議員と一緒に移動したり、人々になでてもらったり、会見後に議員とボールで「取って来い!」をして遊んだり…というのが楽しくてならないのです。会議では時に議論が白熱し、思わずスプラッシュも”WOOF! WOOF!” と声を出します。すると、さっきまで叫んでいた議員たちは一瞬静まり返り、ケネディ議員が笑い出すと同時に、皆一斉に笑い出してしまいます。
まさかワシントンDC に議員の犬が出入りして、こんな日常が繰り広げられていたなんて信じられない気もしますが、現実だったようです。スプラッシュはケネディ議員の愛犬として全米に知れ渡る犬でした。ポルトガル・ウォータードッグは、今ではオバマ大統領の「ファースト・ドッグ(大統領がホワイトハウスで飼っている犬)」として知られています。
こちらの絵本は、色使いも美しく、絵を眺めているだけで癒やされます。絵本とは言え、大判なので、英文の量もそれなりにありますが、易しく読みやすいので、スプラッシュの目線でストーリーに引き込まれていきます。大人でも十分楽しめる1冊です。
政治の話に興味がある方もない方も、いつもとはちょっと違う角度から、アメリカの政治の世界を垣間見てみませんか。そして、次の大統領が誰になるかということと同時に、次のファースト・ドッグはどんな犬になるのかを予測してみても楽しいかもしれませんね。