【フレーズ】No biggie.
《ノウビギィ》
【意味】大騒ぎするほどのことじゃない/気にしないで
【ニュアンス解説】
今回のフレーズは No big deal. をさらにくだけた感じにしたバージョンです。
「大げさに騒ぐほどのことではない」「気にしなくて大丈夫」などというニュアンスで使います。
カジュアルな表現なので、もちろん目上の人には使えません。
【例文】
1. 顔に絆創膏
A. What happened to your face?
<顔、どうしたんだよ?>
B. Oh this, it's just a minor cut, no biggie.
<あぁ、ちょっとした切り傷よ。大騒ぎするほどのことじゃないわ。>
A. Are you sure?
<本当に?>
2. 約束をドタキャン
A. We can always reschedule it.
<日にちはまたいつでも調整できるさ。>
B. I'm really sorry.
<本当にごめんなさい。>
A. No biggie, you can stop apologizing.
<気にしないで。そんなに謝らないでくれよ。>
「心配無用」という意味の No worries. という表現もありましたね。
World Hot News ~The Philippines
from Jun
フィリピンの貧困問題
今回は、フィリピンの貧困問題について紹介させていただきます。
フィリピンはお金持ちの国!?
日本の中では「フィリピン」=「貧しい」というイメージを漠然と持たれている方が多いかもしれませんが、GDP(国内総生産)のランキングで見ると、2018年時点でフィリピンは世界の191カ国の中で40位にランクインしています。つまり、国全体で稼ぎ出した合計金額だけで言えば、世界の中でも上位に位置するほどたくさんのお金を生み出していることになります。
一方で、フィリピンは人口が多いため(約一億人)、一人あたりのGDPで見ると世界の中で131位になり、「貧しい部類」の国に位置づけられてしまいます。つまり、国全体ではたくさんのお金を稼いでいるが、個人単位で見るとまだまだ貧しい国…ということになるわけです。
では、ほぼすべての人が貧しいのかと言えば決してそうではありません。フィリピンでは、ざっくりとした実感値として10%の富裕層、20%の中間層、60%の低所得者層、そして10%の超貧困層といった構成になると思います。この富裕層の中でも、さらに上位1%の超富裕層(多くはスペイン統治時代からの大地主や華僑系の人たち)がとんでもない額のお金を稼ぎ、フィリピンのGDPの大部分を担っています。一方、低所得者層の世帯収入は年間約20~40万円程度、超貧困層に至っては年間10万円を下回る世帯が多く見られるのが現実です。
このように富裕層と貧困層の経済格差が広がりつつあるのが、フィリピンの大きな問題点になってきているわけです。フィリピンで働く日本人の多くの方々は「マカティ」や「ボニファシオ」といった地域に住んでいます。これらのエリアはいわゆる富裕層がたくさん集まるビジネス街で、街のスターバックスにはスーツを着たビジネスマンや、iPhoneなどの高級ガジェットを使いこなす若者たちがたくさん見られます。
また、私が運営する英語学校があるタガイタイという地域もフィリピン人富裕層が多く、おしゃれなレストランがたくさんあったり、街ではBMWやアウディ、ベンツなどの高級外車をたくさん見かけます。このように「地域格差」が激しいというのがフィリピンの実態でもあるのです。
また、トンド地区などのいわゆるスラム街に行けば、毎日の生活が苦しく食べるのにも困っている人たちがたくさん住んでいます。私はこういった地域開発や貧困問題にも関心があるので、NGOの見学などにも行きますが、当校に来られる生徒さんたちもスラムなどの貧困問題を実際に体験するスタディツアーに時々参加されたりしています。
フィリピンという国は今、英語留学などで非常に注目を集めていますが、こういった貧困問題が根強く残っているというのも現実であり、私自身は今後何かのかたちでこうした問題に関わっていきたいと考えています。
Jun
最新記事 by Jun (全て見る)
- 【3699】It all adds up.:諸々合わせると結構な額になる - 2020年12月30日
- 【3693】Do you have any special plans?:何か特別な予定でもあるの? - 2020年12月24日
- 【3631】I can't stop sneezing.:くしゃみが止まらない - 2020年10月23日